会社をやめたらたくさん感謝されるようになった。
他人のためにがんばるのではなく、自分のためにがんばることにした、それだけ。
会社員は経営者の理念のお手伝いをしています。これは立派な社会貢献ではありますが、それで自分の人生は楽になっていますか?
新卒で大きな病院に就職できても、中途採用で町のクリニックに就職できても、子育てのブランクがあってやっと就職できても、将来の不安は常にありますよね。不安はないという方はそれは素晴らしいことです。しかし、大半の人はそんなことないですよね。不安があるなら何かを変えなくてはいけません。
原因には結果があります。看護助手という仕事を選んで、そこに不満が生まれるのは自分が原因です。誰のせいでもないんですね。「こんな仕事だれでもできる」「給料が低い」すべて自分が選んだ仕事、文句は言えないはずです。
こうした不満があるなら、自分のために行動を起こしましょう。教育では他人のために行う行為こそ美徳のようなことを教わります。間違ってほしくないのは、他人のためにがんばるのを否定するわけではありません。お父さんが妻や子供のためにがんばる、恋人・パートナーのためにがんばる、自分以外の人のためにがんばるのは気持ちいいし、ものすごい力が出ますよね。
しかし、美徳という部分で「自己犠牲」が伴ってきます。他人のためというのはある意味「思考停止」してしまってるんですね。要するに、自分は周りのためと思っていながら、実は自分のことしか考えていなかったりするんですよね。
実は会社で頑張るのはすごく楽なんです。上司や同僚のことしか考えなくていいから。
「じゃあやっぱり楽でいいじゃん」と思われますが、これだと収入は増えません。社会貢献も小さなものになります。収入というのは社会にどれだけ貢献したかによって決まります。
会社員の給料が増えない理由は、お役に立っている人の数が増えないからです。うちの会社は顧客がたくさんいるからお役に立っていると言われるかもしれませんが、それは会社が貢献していることであって、あなた自身は上司にしか貢献していないのです。上司はその上の管理職にしか貢献できないので、やっぱり給料は上がりづらいということです。お客さんに貢献できているのは経営者なんです。経営者は顧客が増えればふえるほど収入は上がります。ということは、一番収入が高いのが経営者で、あとは決まった給料の範囲でしか報酬はもらえないということになります。顧客が増えたところで、会社員は上司にしか貢献できていないから給料は増えません。
会社を辞めると収入が増えます。厳密には収入はなくなりますが、自分が経営者になれば貢献できる対象が増えて、結果収入が青天井になるということです。インフルエンサーとよばれる人はSNSをつかって多くの人に価値を提供できれば、収入は上がっていくんですね。会社員で月20万円もらっていた人が、インスタを活用することで月200万円稼いでいる人もいます。なぜ会社員で真面目に働いている人と10倍も差が生まれるのかというと、単純に価値提供できる顧客が10倍になったからです。
インフルエンサーになれというわけではなく、適材適所、自分に合った稼ぎ方を選ぼうということです。学校教育では会社員になる選択しか学べません。むかしはそれが正しかったのですが、今は選択できる時代、選択しなければいけない時代になりました。
他人のために、病院なら患者さんのためにというのも尊いことなんですが、そこに収入の不満があるなら、自分が価値提供できるものに挑戦しなくてはなりません。
なんでもいいんです。インスタ、ツイッター、YouTube、ブログ、音声メディア、いろいろ選択できます。自社商品をつくったり、スキルを学んで営業もできます。楽しく続けられそうなことから始めていって、挫折してまた違うことにチャレンジしても良いんです。まずは自分が価値提供できるものを学んでください。
今までは病院で患者さんのため、上司・同僚のためと頑張ってきたと思います。一ヶ月がんばったその時間と労力の価値には、今あなたがもらっている給料分しかありません。ぼくも会社員という選択しか知らなかったので、今は将来が楽しみで仕方ありません。後悔先に立たずで、悔しがっていても仕方ないんですよね。まずその日常にちょっとした変化を加えてみませんか?続けることで、収入も時間も増えていきます。
まとめると、他人のために頑張ろうと思うなら、看護助手だけやっていてはだめなんですよ。気に入らない上司のためだけに頑張って毎月ギリギリの給料をもらう生活は、やっぱり変えていったほうがいいですよね。めんどうなのもわかりますが、その他人ではないはずですよね。
本当にやりたいことはもっと別にあるはずです。自分と他人のバランス、順番をかえていかなくてないけない。会社員ではそれはむずかしい。会社は給料を上げてくれません。副業で月5万円とかあれば生活は少し楽になるし、精神衛生的にも安全です。
他人のためと思いながら職場に貢献していたことは、小さい範囲、上司に対してだけ貢献していたんですね。欲を持つことはとても大事で、貪欲じゃないと物事は手に入らない資本主義社会に生きています。きれい事で生きていきたいなら、それこそ貪欲にお金を求めて、守りたいものを守りましょう。欲しい物を手に入れて貢献していきましょう。
他人のためにがんばるのはやめていいんです。まずは自分のためにがんばって結果が出てくると、自然と他人に目を向くようになります。