この記事で解決できる悩み
以前、会社の後輩から「副業としてラーメン屋でバイトしてます」という話を聞きました。
このことについて「副業」と「掛け持ち」の違いを整理したいと思います。
副業とは仕事を掛け持ちする事ではないたった1つの理由
ラーメン屋でバイトは副業なのか?答えはNOです。仕事の掛け持ち、要するにそれはWワークであって副業ではありません。
時間を売るという考え
アルバイトは時間給で計算できますし、会社員も月給÷労働時間で計算できます。どちらも「時間労働型」といわれる働き方で、文字通り「時間をお金に換算する働き方」です。
この働き方には当然ながら限界があります。本業で1日8時間働いたあとバイトで4時間働くとなると、半日労働しているわけです。12時間働くというのは、すでに過労死ラインなんです。
時間を売るという点で会社員とアルバイトは同じビジネスモデル、実はほぼ差がないのですね。
時間以外に売れるものがある
会社に「自分の時間」を売ってはいけません。
あなたも僕も1日24時間と時間は平等にありますよね。1日100時間持ってる人なんていません。
単純に時給1,000円で1日8時間働けば日給8,000円になります。
丸1日休みなしで頑張っても、1日の収入は24,000円が限界。1ヵ月720,000円が限界です。
「1ヵ月720,000円てすごい!」と思われるかもしれませんが、よく考えてください。死んじゃいますよ。
しかし世の中には時給10万円なんて人もいますし、資産家、投資家という人生を歩む人もいます。
誰しも時間は平等にあるのに
- 日々の生活に苦しい人
- お金も時間も余裕がある人
なぜこの二極が生まれるのでしょうか。
ここにはそもそもの家柄や特別な才能なんて関係のない働き方があります。
それは「資産がお金を稼いでくれる仕組みを作る」ということです。
自分の商品を作って売ろう
「資産となる商品を作ろう」
そんな事を言われても何をどうすればいいかわかりませんよね。
僕も初めは理解できませんでした。理解度的には、せっせと手作業で小物なんかを作ってフリマアプリで売るの?というレベル。
例えばあなたは会社員だとします。その会社の社長はあなたと同じように毎日8時間労働をしていますか?毎日朝から夕方までデスクや現場にいますか?
いないんです。それでも会社は利益が出て、社長に報酬が発生してるんです。
気づいてほしいのは、ここに学校教育の罠がある、という事なんです。
ここはかなり重要な部分です。僕たちは学校で教育を受け、そのまま会社員になるのが真っ当な生き方と教わってきました。
逆を言えば、それ以外は道を外れた生き方、社会的に批判されて当然のようなとらえ方をされます。
しかし社長というのは会社員ではなく経営者なんです。不思議なことに、あなたも僕も社長も、昔は同じ学校教育を学んだはずです。でもどこかの分岐点で選択をしたはずです。
高校・大学を出て、就職活動をして会社員になって給料をもらって生活する。これがあたりまえと教育されます。しかし経営者は、どこかで疑問を抱き、行動して知識を得て「会社」という商品を作ったのです。
経営者は「会社」という商品を作り、そこに社員を雇って給料を払えば、自分が寝ていても売上は上がります。これは普通知らないのは当然ですよ。だって学んでないんですから。
事実として、ただ自分の時間を売っているだけでは、いつまでたっても楽になりません。
社員は雇わなくても仕組みがまわる=命の危機
AIやIT技術の発展により在宅ワーカー、ノマドワーカーが増えました。インターネットビジネスを行っている会社は、もはや社員を雇っていないところあります。
時代は大きく変わってます。社員ではなく、ネット上に稼ぐ仕組みを作っているから、社員教育、固定費なんかはどんどん削減していってます。
親世代はせっせと働いて貯金すれば老後も心配なく生きていける時代でした。今はどうでしょう。
「サラリーマン」という働き方は1920年代(大正時代)からあったようです。女性労働者も増やそうとOLが誕生したのもほぼ同じ年です。
たくさん人を雇って、終身雇用、1日8時間労働、週休二日制などが制定され、高度経済成長期へ進みました。こうした時代では会社も元気に潤っていましたが、今はどうでしょう。
終身雇用なんてなくなりました。残業もなくなってきましたが、1日8時間労働は変わりません。休日出勤もあいまいになってます。
以下のちきりんさんの記事、2019年12月25日の記事なんですけど当時衝撃を受けたのを覚えてます。
★ブログ更新★クリスマスプレゼントとして怖いエントリ書いてみた。いま起こりつつある働き方の変化の「規模とインパクト」を読み間違えない方がいい。https://t.co/yDZEHJiveV
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) December 24, 2019
現代で石斧を作って動物を狩って生活している人はいますか?自分の畑だけで完全自給自足生活している人はいますか?工場もオフィスもテクノロジーの進化に置き換わります。
はっきり言ってしまうと、今後の職業選択は命に関わります。大げさに見えますが、自分を含め大切な家族を守るためには、時代の変化を敏感にとらえる必要があります。
積み上げていく重要性
ここ数年でネットリテラシーを持った人がどんどん増えていきました。とくに10代20代は、生活にネットが標準装備されたネットネイティブです。10代で起業なんてのも珍しくない時代です。
「じゃあ私はネットはよくわからないし、時給で働かなくちゃね」とおもわれるかもしれませんが、それは悪い意味で決断が早いです。
SNS、YouTube、音声配信など、今では多種多様に表現できるツールがあふれており、あなたの周りにも活用している人はたくさんいるはずです。人類総発信時代とでもいいましょうか。
僕のようなガラケー時代の人は、今から若い人たちに追いつけ追い越せとはなかなか難しいかもしれません。ですが、歳を重ねているからこその経験や実績はあります。それは大きな武器になりえます。
40代の資格取得、40代の結婚、50代からのガジェット、50代で引っ越しなど、10代20代では珍しくなかったことが、歳を重ねることで希少性が生きてくる情報になったりします。
こうしたことをスマホで少しずつ発信していくだけでも、大きな一歩です。その先の「どうやったら稼げるのか」については、ここでは書きません。てか、書ききれません。
資産が資産を生んでくれる仕組みを作ろう
厳しいですが、時給換算は「安く命を削ぎ落とす行為」だと思ってください。
理想を言えば、誰しもがネットを活用して経営者もしくは個人事業主を目指すのがいいと思いますが、それもいきなりは難しいです。
ですが会社員をしながらも仕組みづくりはできます。副業の収入が毎月プラスされれば、生活も気持ちも楽になっていきます。そこには時給という概念ではなく、「仕組みが稼いでくれる分身」を作り上げることで豊かになっていきます。